スパイラル(R) 1.12バージョンアップのご案内

SPIRAL® ver.1.12は、
ビッグデータ時代に求められる高品質なセキュリティ環境を整備した
データ活用しやすいPaaSへ。

2016年10月26日よりスパイラル®はバージョン1.11から1.12へ。

「ビッグデータ時代」が到来し個人データの活用に注目が集まる中、個人情報保護法の改正が公布され、2016年5月20日には「情報銀行の検討」が閣議決定されました。このような動きからも、今後ますますパーソナルデータの利活用が活発になっていくことが予測されます。また、ビッグデータ、パーソナルデータを活用するさまざまなサービス、システムの提供が増えてきており、データの持ち方や活用方法にも関心が高まっています。

このような時代だからこそ、スパイラル®では、どこにも負けない高品質なセキュリティとシームレスなデータ利活用環境を実現し、ユーザーへ最高の情報利用体験を提供していきます。

※ 現行バージョン:1.11.13


より強く、より広く、より深く。SPIRAL® ver.1.12今後の強化ポイント

これまで以上にシステム環境の堅牢性を高め、情報資産管理のハブとなり、
様々なシステムとのシームレスな連携を実現するPaaSとして進化を遂げます。
今後も安心してお使いいただけるように、継続的にセキュリティ向上のための機能追加・強化を行ってまいります。


セキュリティをより強く ー 高品質なセキュリティ環境を維持・向上

スパイラル®は、データを提供する個人も、データを管理・活用する企業も安心できる環境を提供します。

1)システムの堅牢性強化

システム構成を全面的に刷新し、不正アクセスによるシステム侵入防御を強化した構成にします。また、侵入に対する防御だけではなく、攻撃の兆候や侵入を早期検知し、万が一不正侵入された場合にも、大事なデータにはアクセスされないように、多面的にシステムの安全性を強化します。

2)OS、ミドルウェア(基盤)の性能・セキュリティ強化
・ミドルウェア群の強化

最新のOS、ミドルウェアに更新することで、セキュリティ脆弱性を低減し、システム性能の向上を図ります。今後も、新しいミドルウェアの特性を活かしたセキュリティ機能、開発生産性向上のための機能を追加し、より安全で、より便利なスパイラル®に進化し続けます。

・PHPの継続的なバージョンアップ対応

スパイラル®はPHPプログラムにより、Web画面や外部システム連携、バッチ処理等のカスタマイズを行うことができます。PHPのバージョンアップを継続的に実施していくことで、セキュリティ脆弱性の低減や様々な新機能、便利なコーディング書式の利用が可能になります。また、利用するPHPバージョンを指定することができるため、バージョンアップに伴うプログラムの移行もスムーズに行えます。

3)セキュリティ機能の強化
・送信中のメール暗号化(SMTP over SSL/TLS)標準対応

海外を中心に送信中のメール暗号化対応が広がっています。国内でも一部メールプロバイダが対応を始めており、スパイラル®は国産PaaSでは先駆けとして送信中のメール暗号化に対応します。
(※1.12.1以降対応予定)

・2段階認証の実装

悪意の第三者により多種多様な手段でID、パスワードが不正使用されるケースが増大しています。これらの対策として導入が進んでいる「2段階認証」を実装します。通常のID、パスワードに加え、登録者端末に送信されるセキュリティコード(1回限り有効)が必要となります。
(※1.12.1以降対応予定)



サービスをより広く、より深く ー 収集データを高レベルに連携・活用

パーソナルデータや履歴データをシームレスに収集・分析・活用しやすくするため、データ処理能力の向上はもちろん、その他の機能面でも環境を整備していきます。
もちろん、外部システムとの連携も可能です。


1)さらに幅広いデータを収集しやすく

従来からあるPC、スマートフォン、フィーチャーフォンのほか、IoT化した家電製品やセンサーなど、多種多様なデバイスからの情報を格納しやすくなります。

2)履歴データを扱いやすく

スパイラル®ではこれまで、Web会員のメールアドレスなど「マスタデータ」を中心にしたデータ活用を提供してきました。今後は、例えば「温度が10度上がった」「Aさんが店舗に来た」などの「履歴データ」も扱いやすくなります。

3)SPIRAL®上、または外部システムとデータを連携しやすく

スパイラル®では、オフラインとオンライン、マーケティング業務と営業活動など、いままで分断されがちだったデータをつなげ、また外部のシステムへも連携しやすくすることで、データ利活用を促進します。

4)PHPおよびAPIで自在にデータ加工・活用

スパイラル®でPHPを用いたカスタマイズを行うことにより、HTTPS通信による各種クラウドサービスとの連携や、自社オンプレミス環境との連携、Excel等のデスクトップアプリケーションとの連携により、データ収集および分析等のデータ活用の幅を広げます。
キーバリューストアによるキャッシュ機能の利用により、大量データ処理の性能向上を図ることも可能です。


バージョンアップスケジュール

スパイラル®の新バージョン1.12では、性能向上およびセキュリティ強化、耐障害性向上の為、各種基盤ソフトウェアを更新するとともに、機器交換をあわせて実施いたします。
そのため、ユーザー様のご利用の機能によって複数回にわたりダウンタイムが発生いたしますことを、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

なお、ご利用システムの具体的なスケジュールは、事前にメールおよびログイン後のお知らせ画面にてご案内いたします。


PHPバージョンアップデート方針について

スパイラル ®で使用できるPHPのバージョンに5.6が追加されます。
現在提供中のバージョン5.3についても継続してご利用は可能ですが、2018年3月(予定)に提供終了となります。ユーザー様におかれましては、それまでの間にバージョン5.6への移行をお願いいたします。
スパイラル®のWebページやカスタムプログラム上でのPHPバージョンを指定する方法につきましては、詳細ページをご確認ください。

PHPバージョン指定方法


バージョン1.12 利用推奨環境

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